第104回全国高等学校野球選手権大会、ぞくに言う甲子園大会が昨日終わりました。
仙台育英高校が優勝したのですが、これが東北勢初の優勝みたいです。
自分自身も高校野球を経験した身だし、今も高校野球のファンだから毎年のように甲子園を見てるんだけど、今年の優勝校の仙台育英の監督のインタビューがものすごく良くていろいろ考えさせられました。
そのインタビュー内容ですが…
「(高校の)入学どころか、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活はなんというか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活と全く違うんですが、青春ってやっぱり密なので、(行事など)そういうことは全部ダメだダメだと言われて、活動していてもどこかでストップがかかって。どこかで止まってしまうような苦しいなかで、本当に諦めないでやってくれた。でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、やっぱり全国の高校生のみんなが、本当によくやってくれた。例えば今日の下関国際さんもそうですが、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんな時でも諦めないで、暗い中でも走っていけた。本当にすべての高校生の努力の賜物で、ただただ僕たちが最後にここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」
めちゃくちゃ良くないですか
とにかく色んな意味で今回の大会は最高でした。
また次の甲子園を楽しみに待ちたいと思います。
で、こっからタイトルの回収に入るんだけど、高校野球ってすごく短いんですよ。
だいたい2年半くらい。
しかも時間もないしまだ高校生だから野球も未完成なんですよ。
でも毎年その未完成な野球に僕らは惹かれるわけです。
それはいったい何故なのか。
僕はやっぱり全力だからだと思うんです。
ただこれを言うとほかの野球が全力じゃないみたいじゃないですか。
そうじゃなくて、高校野球って負けたら終わりなんですよ。
その終わりがあるっていうことが他の全力とは違うなにかを醸し出している気がします。
この儚さみたいなものが僕らを惹き付ける要因で、きっとこれは高校野球に限った話じゃないんだろうなとも思います。
例えば、人に寿命がなかったら僕らは人を好きになれるのだろうかとか思います。
終わりがあるから、時間に限りがあるからできるだけ好きな人と一緒にいたい思うけど、それが無限だったんなら時間の価値はもっと低くて、それでいて一緒にいたいと思う人の価値も下がります。
何かが終わることは哀しいことだけど、でも終わりがあるからこそ歓びがあるんだと思います。
僕らの時間は限られています。
だからこそ限られた時間を大切にしたいですね。
今回これくらいで。
ばいばい。
どう?ポエマーなれそう?